• 社長の横に、アートディレクターを。
  • メルマガ FLEX JAM+E Vol.334バックナンバー 2018.09.19

寝室にクーラーをかけないで寝るように
なりました。秋めいて来ました。
風邪など引かぬようご自愛下さい。

今日はSNS関連はお休みで
デザイン・デザイナーの話です。
あるブログから部分転載です。

「たかがロゴひとつで
そんなに高いの?」
「あんなシンプルなもの
すぐできるでしょ?」
「どうしてロゴにこだわるべきなの?」
そんな言葉をもらうことがある。
それらは質問というより、
疑問に近いものだ。
とても複雑で本質的でややこしい疑問だ。
広告業界で働き始めて10年、
デザインの会社を経営して3年の自分も
「むむむ」と口ごもり、すぐに返答はできない。
これに対する明快な答えを持っている
デザイナーも少ないように思う。

いいロゴは、「最小の形状」で、
「最大の情報」を伝達する。
いいロゴは、繊細で美しくも、
力強さと存在感を併せ持つ。
いいロゴは、組織のカルチャーや
ビジョンの結晶である。
いいロゴは、組織の活動をより
加速させ、拡大することを手伝う。
いいロゴは、最高のレバレッジをうみだす。
なぜならロゴは組織活動すべての源流
となるからだ。ロゴひとつで、内部外部を問わず、
思想を伝達することができる。
ロゴがよいと、全体のデザインがよくなる。
デザインがよくなるとブランド力が高まる。
ブランド力が高まれば、経営のあらゆる面で
成功確率があがる。しつこいようだが、
ロゴはその源流にあたる。醜悪なロゴからは、
ほぼ間違いなく醜悪なデザインしか生まれない。

「社長の横に、アートディレクターを」
というコピーは、ソフトバンクや
「そうだ 京都、行こう」のキャンペーンを
生み出した佐々木宏さんが書いたものだ。
彼はオリンピックの閉会式の
Creative Directorでもある。
これが世にでたとき、
僕は心の底でうなずいた。

しかし現実における実現はまだまだ遠い。
それに対応できるデザイナーは少なく、
社会認識もまだまだ追いついていない。
同時に、選ぶ側の「経営者」たちは、
もっと美意識と審美眼を持たなければならない。
「わたしはデザインのことがわからないんで」
という経営者がたまにいるが、これはNGワードだと思う。
それは美意識の放棄だ。しかし実際、美意識を放棄している
経営者が少なくない。

結局のところ目指すべき世界は
「美意識で競い合う世界」だ。
ロゴを引き合いに出したが、
書きたかったことはこれにつきる。
経営者はより美意識を磨き、デザイナーはより
社会の仕組み(経済やテクノロジー)を理解
しなくてはならない。経営者とデザイナーが
もっと近づき、高い次元で融合していくことが
より求められていく。これから先の日本社会の
豊かさは、そこにかかっていると言っても過言ではない。
美意識の高い組織がより多く生まれることで、
社会は世界はもっと豊かになっていく。
そう信じて、仕事に取り組むととともに、
啓蒙活動の一旦を担っていきたいと思います。

牧野圭太 文鳥社(&カラス)の社長の日記より

うなずくことばかり。
世のデザイナーよ、活躍の場は拡がっている!!

さて、今日はこの辺で。